ミューズハウス は、1997年に子どもや大人の自由創作スペースとしてスタートしました。1995年の阪神淡路大震災の後の被災地でのお絵かきボランティアに参加したところからが始まりです。このボランティア活動は、その頃学んでいた色彩心理の学校での仲間達が一緒になって行ったものでした。
そして、そのボランティア活動は約1年続けましたが、このことをきっかけに、周囲のお母さんたちからの希望もあって、子どもたちの自由なアート表現の場を個人でも作って提供していくようになりました。さらには、子どもたちを取り囲む大人にも自由な表現の場合の必要性を強く感じ、ミューズハウス の立ち上げへと繋がっていきました。
そんな中で海外ではアートセラピーというものがある、という事を知り、様々な情報を集め、関則夫先生の講座に参加させていただいてアートセラピーを学び、大学で研究生をしながら臨床心理を学び、各所に赴き様々なアートを探求し、アートセラピーを学べるプログラムを作り、2006年には「アーツ・コミュニケーション・ラボ」を設立して、アートセラピーを学べる講座の提供を始めました。(アーツ・コミュニケーション・ラボは2014年に法人化され、その際、私は理事になりましたが、2020年に理事を退任しました。)
その後、2008年にヨガ・オブ・ボイスに出会い、声の持つ力、声の奥深さを実感して、創始者のシルビア・ナカッチから学び、2015年からはティチャーとしてヨガ・オブ・ボイスの日本でのブランチ「Voxmundi Japan」を立ち上げました。
また、2008年の夏には、憧れていた表現アーツセラピーの開祖のお一人、パオロ・クニル氏にお会いでき、一層、表現アーツの魅力に惹かれ、その後は、「アート」と「声と音」が2本柱となり、表現アーツを探究し、様々な形で提供を続けています。
ミューズとは、芸術の女神たちのことをさします。ミューズハウスはミューズたちの住む家です。
ミューズによるアートの癒しの力を、そのメカニズムとともに、皆さんへお伝えして、
アーツ・メディスンの使い手を世の中に増やしていければいいなと思っています。
現在は、神戸市西元町にあるワークスペースと
六甲山を望む場所で、セッションやワークショップ、プチリトリート をしています。
森すみれ プロフィール

森すみれ(表現セラピスト/VoxMundiSchool認定ヨガ・オブ・ボイスティーチャー)
中学時代、英語をきっかけに不登校となる。家でひたすら意味もなく何かを作るという時間を過ごし、そこからアートや心理学に興味を持つも、薬科大学へと進学し薬剤師になる。
阪神淡路大震災後のボランティアをきっかけにアートセラピーに取り組み、1997年より子どもや大人の自由創作スペース「ミューズハウス」をスタート。
心理学、アーツセラピーに関する研究を続けながら、アーツセラピーの普及にも力を注ぐ。また、2015年、声を自由にし、声を通して自分の本質へと導くヨガ・オブ・ボイス(アメリカVox Mudi School)の日本人ではじめてティーチャーのサーティフィケートを取得。
現在は、神戸を拠点に講座やワークショップ、オンラインクラスのほか、宿泊型の自然のと触れ合うアートリトリートを開催。シャーマニックな場、要素を大切にして、アーツセラピー 、ヨガ・オブ・ボイスを提供している。 薬剤師としての経歴もあり「Art as Medicine」薬の代替としてのアートこそ、これからの時代は必要だと考えている。
その他、2012年からは毎年、Touch Artsプロジェクトの代表として、ボランティアベースで、「大人も子どもも自由にアートで表現できる場」としてのイベントを開催し続けている。
さらに詳しいプロフィールはこちらへ