飛南 吏玲– Author –
飛南 吏玲(森すみれ)
(表現セラピスト/VoxMundiSchool認定ヨガ・オブ・ボイスティーチャー)
阪神淡路大震災後のボランティアをきっかけにアートセラピーに取り組み、1997年より子どもや大人の自由創作スペース「ミューズハウス」をスタート。2006年にアーツ・コミュニケーション・ラボを設立。心理学、アーツセラピーに関する研究を続けながら、講座を展開して、アーツセラピーの普及にも力を注ぐ。また、2015年、声を自由にし、声を通して自分の本質へと導くヨガ・オブ・ボイス(アメリカVox Mudi School)の日本人ではじめてティーチャーのサーティフィケートを取得。
現在は、神戸を拠点に講座やワークショップ、オンラインクラスのほか、宿泊型の自然のと触れ合うアートリトリートを開催。シャーマニックな場、要素を大切にして、アーツセラピー 、ヨガ・オブ・ボイスを提供している。
薬剤師としての経歴もあり「Art as Medicine」薬の代替としてのアートこそ、これからの時代は必要だと考えている。
その他、2012年からは毎年、Touch Artsプロジェクトの代表として、ボランティアベースで、「大人も子どもも自由にアートで表現できる場」としてのイベントを開催し続けている。
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美的なものとの対話
【てもいい】 「これって、美しいなぁ〜」 目的もなくただ混ぜた色、何かを作るでもなく織りあわせた布、誰にも見せるつもりもない、自分だけのために生まれた小さな創造物をじっくりと眺め、それに触れる時間が昔から好きだった。なんの役にも立たないけ... -
脳科学的に無意識とは?
脳科学的に「無意識(unconscious)」は、私たちが意識的に気づいていない心や脳の活動の総称として捉えられています。これは精神分析的な「無意識(フロイト的)」とは異なり、より生理的・認知的な現象として扱われます。以下のような複数の側面から説明... -
第1回: コミュニティアートとは?~人々を結びつける新しい創造の形~
「アート」という言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?美術館で見る名画、劇場での演劇、あるいは音楽の演奏会かもしれません。しかし、「コミュニティアート」という概念は、これらのイメージとは少し異なります。それは、個人の表現や鑑賞を超... -
トラウマ・フォーカス・ド・表現アーツセラピー
本講座は、本年2月〜3月にかけて行われた「アートでトラウマを癒す!!」の3回講座を さらに、詳しく解説していく内容となります。 講師は引き続き、ジョーンズ美香さんにお願いしています。 より深く、本質的な内容を学んでいただけます。 講座概要 日 時... -
シルビア・ナカッチについて その2
シルビアの学びをわかりやすく体系化することはチョー難しい。おそらく、シルビアの頭の中ではちゃんと体系立てられているのだと思う。しかし、最初の何年かはワークを何度受けても、これとあれが、こう繋がって・・・なんていう関係性もよくわからないし... -
シルビア・ナカッチについて その1
ヨガ・オブ・ボイスはシルビア・ナカッチが生み出したものである。 ヨガの一つなのか?というより、ボイスの方が重要に思う。 スタートが、基本が、ヨガにあったというものではなく、彼女のスタートは、ボイス(音楽)のほうである。 声のアートを高めてい... -
カラダの声を聴く・カラダの物語を表現する
小さな子どもが描く最初の絵には、身体がありません。頭足人間と言われるのですが、頭から直接、手足が生えている絵です。これは、日々起こってくる出来事への関心でたくさんの情報を吸収し、脳が活性化している表れですが、大人でも日常に起こってくる様... -
声と即興
ヒーリングとしての声と音の用い方、即興的表現についてお伝えしていきます。 声の即興的な表現は難しいと思われがちです。自分の中にあるものが、即座に出てくる必要があってそんなことは無理、何も出てこない苦しみを想像するとやりたくない、という感じ... -
苦しみの中にいる人は
苦しみの中にいる人は往々にして閉じられた世界の中にいる。 そして、その閉じられた世界から出ること以外、その苦しみから解放される事は無い。 しかし、その閉じられた世界はある意味では安全な基地でもあるわけだ 。 安全な基地に居続けることで、苦し... -
パペットで自分探し
トラウマ・フォカス・ド表現アーツセラピストのジョーンズ美香さんのお弟子さんのミッシーさんが8月に来日してワークショップをしてくださいます。 彼女は美香さんと同様にトラウマ専門の表現アーツセラピスト。そして、パペットを用いたワークがお得意だ...